脊椎分離症・脊椎分離すべり症とは?

疲労骨折などにより背骨の一部が分離してしまうものをいい、さらに分離した骨が前方へずれたものを脊椎分離すべり症といいます。日本人男性の約8%にみられ、特にスポーツ活動の多い10代の男性に多く、成長期のスポーツによる腰痛の約30%を占めます。

脊椎分離症・脊椎分離すべり症の症状は?

  • 腰から臀部、大腿部後面の疼痛
  • 下肢の放散痛、感覚障害、神経性間欠跛行などの神経根症状
  • 背中の圧痛・叩打痛、分離部の圧痛
  • 腰を反ると痛みが増強する

※神経性間欠跛行・・・しばらく歩行すると疼痛やしびれが生じ歩けなくなるが、数分間休むと再び歩行可能になる症状のことで、しゃがむ姿勢や前屈をおこなうと症状が軽減される特徴をもつ。

その他の特徴

  • 早期に運動制限をしないと骨癒合率が低下する
  • 骨折・分離によって椎体間の支持性が低下する
  • 遺伝的素因の関与も考えられる
  • X線側面像で異常が確認される

痛みの原因

脊椎分離症では、骨折分離部の不安定性により生じる滑膜炎などが原因で腰痛がおきます。脊椎分離すべり症の場合は、椎骨が前方へすべることによって椎間板周囲組織の変形による腰痛や骨棘ができることによって神経根を圧迫し下肢に痛みやしびれを生じます。

変性脊椎すべり症について

脊椎分離すべり症と似た名前ですが、原因や症状が異なります。変性脊椎すべり症は、老化による椎間板や椎間関節の不安定により、椎骨が前にずれる疾患です。脊柱管狭窄症の原因疾患のひとつです。脊椎分離すべり症との大きな違いは神経根症状による疼痛ではなく異常感覚(しびれなど)を訴える馬尾症状を呈するというところです。40歳以上の女性に多く、老化や女性ホルモンの影響が原因とされています。

当院の治療方法について

まず、既往歴や症状が生じてからの推移など詳しくヒアリングし、姿勢の異常や動作分析をおこないます。そして、圧痛部位や筋緊張などを触診し、腰椎の可動域や理学的な検査、神経学的な反射などの徒手検査をおこない、体の状態をわかりやすく説明させていただきます。検査の結果をもとに、あなたの状態に合わせた最適な治療プランを提案させていただきます。また、今後の再発予防のために、姿勢指導やトレーニングなど多方面からのアドバイスもさせていただきます。

 

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