「脳の神経細胞は生まれてから減るだけで、増えない。」

この定義は正しいでしょうか?

以前は、この定義が神経学では当たり前でした。
それが、近年の研究によって覆されたのをご存知でしょうか?

新たな研究結果とは、
「人間の脳では、新しい神経細胞がつくられる。」

これは非常にありがたいニュースで、これから先もあなた次第で記憶力をよくすることができるということなのです。

それでは記憶力を高めるためにはどうすればいいでしょう?

新しい神経を生み出すためには必要な物質があります。

それは、血液中の血小板内におよそ90%存在するBDNF(脳由来神経栄養因子)という分泌タンパク質です。

これは、神経細胞の発生や成長、維持修復に働き、学習や記憶、摂食、糖代謝などにもおいて重要な働きをします。

ではBDNFを増やすためにはどうすればいいか?

答えは運動です。運動によって脳内のBDNFを増加させ、学習や記憶のパフォーマンスが向上することが様々な研究により明らかになっています。

特に有酸素運動をおこなうと効果的で、1日1時間くらいの有酸素運動を週2回以上おこなうことでより脳が活性します。

1時間も・・・?!

とおもった人はドーパミンに頼ってください。

ドーパミンは20分くらいの運動でも働いてくれて、運動直後から集中力や記憶力、モチベーションがあがります。

私もこれまでに鍼灸資格の他、不動産や保険系、情報処理系など様々な国家資格に合格してきましたが、必ず有酸素運動を取り入れておこなっていました。勉強時間を削ってでも有酸素運動を取り入れるほうが確実にスケジュールを短縮することができました。

資格試験や、受験勉強などが大変な方は運動すると記憶力が向上し合格率が上がるのでスケジュールの中に是非有酸素運動を取り入れてください。