医学を学んだことがある人たちからするとごく当たり前のことですが、

内臓による「関連痛」というものがあります。

腕や足に痛みやしびれがあり、その根本原因が内臓からくるものであるということです。

つまり痛みやしびれがでている部位と原因の部位は全く異なることになります。

有名なのは心臓の関連痛ですね。心臓の病気となると胸が痛くなると思うのが一般的には多いのではないでしょうか?

狭心症(心臓へ血液をおくる血管が細くなる)などでは左肩や腕に症状がでることがあります。(喉や背中に症状がでることもあります)

ではなぜこんなことが起こるのか?

これはよく神経の勘違いといわれます。心臓の症状が脳に伝えられるときに、喉や腕などの他の神経を刺激することによって起こります。

心臓を例にとっていますが、肝臓・大腸・胆のう・胃・肺・腎臓などあらゆる臓器で起こるので注意が必要です。

筋肉や骨の歪みを戻したにもかかわらず、症状が改善されない方へ内臓治療をおこなうと改善されることが多いです。

ただし、生活習慣や生活環境に問題がある場合がほとんどなので、その部分をどれだけ改善していけるかが大きなカギとなってきます。

最近は食生活や生活習慣の影響で20代の若い人でも起こりやすくなってきています。

なんとなく痛いけど大丈夫だろうと放っておくと後で大変な事になる可能性もあるので、なるべく早めに治療されることをおすすめします。

要するに、多くの人たちの慢性化した痛みやしびれの根本原因は痛みがでている部位にはないということです。