人間の身体って本当によくできてます。
体が熱くなったら汗をかいて身体を冷やすし、
寒くなったら筋肉を震わせて熱をつくる(体の震え)し、
身体の水分が多すぎたら尿として余計な水分を排出するなど
自分の意思とは関係なく勝手に身体のバランスを調整してくれています。
運動とかサウナにはいらずに、汗を出そうとして汗を出せる人はいませんよね?笑
こういう自分の意思とは関係なく身体が働く機能を恒常性といいます。
要は身体の中の環境を一定の条件で保ちたいということです。
風邪を引いたときの熱も体内にはいってきたウイルスをやっつけるために体温をあげているので、身体の中の環境を一定にしようとする働きですね。
ここまで身体の自動的な働きについて書きましたが、だいたいご理解いただけましたか?
それではこの恒常性が機能しなくなったときはどうなるのでしょう?
そのときは確実にあなたの身体は不調を訴えています。
じゃあ、機能しなくなる原因は?
大きな原因として、身体の自動的な機能を自らの意思で止めてしまうことがあげられます。
ここで本題です。
便秘になる人の87%の原因はご存知でしょうか?
答えは、
便意を我慢する
です。
身体の自然な反応に抵抗することです。
仕事が忙しかったり電車移動の間は便意を我慢しますよね。この行動が続くことで便秘になります。
自然な身体の反応としてはご飯を食べる→便を出すです。
元気な赤ちゃんや子供をみていると食べたらすぐに便がでやすいですよね。
つまり朝通勤前のギリギリにご飯を食べると我慢することになりますよね?
ランチ後とかでも仕事再開後にいきたくなっても我慢しなければいけない状況ってありますよね?
だからこそ便秘になってしまいます。
脳の正常反応を自ら制御してしまうために、脳がエラー状態になってしまうのです。
便秘の人の多くは我慢することが多い習慣になっているので、少しでも工夫ができると便秘解消に近づいていきます!
【まとめ】
・恒常性という意思ではコントロールできない働きを邪魔したらダメ!
・便秘の原因はトイレの我慢!
・食後は便が出やすいのでできるだけ時間にゆとりをもつこと!