このような症状でお困りの方

  • 肩があがらない
  • 衣服の着脱で肩が痛む
  • 髪の毛を結ぶときに肩が痛む
  • 手を背中に回す動作(結帯動作)をすると肩が痛む
  • 肩から腕にかけて動かすと痛みがおこる
  • 安静にしていても肩が痛み、特に夜間の痛みが激しい。
  • 痛い方を下にして寝返りをしたときに激痛がはしる

このような症状がでていると、あなたは「五十肩(凍結肩)」の可能性があります。

五十肩(凍結肩)とは?

五十肩とはその名の通り50歳代を中心とした中年以降に多く発症し、運動時の肩の疼痛や安静時痛や夜間痛、着衣など日常生活に支障がでるような可動域制限が生じる疾患です。肩関節周囲の組織の老化により発症するとされており、肩関節周囲炎や癒着性関節包炎とも呼ばれています。医療機関では五十肩はMRIなどの画像診断では特に異常がみられず、他の疾患を除外したうえで、明らかに原因がない場合に五十肩として診断されます。鑑別が必要な疾患としては、腱板断裂、石灰性腱炎、肩峰下インピンジメント症候群、肩峰下滑液包炎、上腕二頭筋長頭腱炎、頸椎症、胸郭出口症候群、虚血性心疾患から生じる関連痛などが挙げられます。

五十肩の本当の原因

五十肩の本当の原因は肩にはありません。五十肩の根本的な原因は上体の歪みか足の歪みから生じます。足の歪みから骨盤が歪み、ホルモンバランスが悪くなったときに起こりやすく、身体のバランスを戻してやると改善していきます。ではなぜ身体の歪みが肩関節に影響してくるのか?肩関節は人体において最大の可動域を持つ反面、とても安定性に乏しい関節です。そのため多くの筋肉や人体で補強されることで肩の位置を安定させています。肩関節は単独でも広い可動域を持つのですが、肩甲骨が動くことにより腕が上がる可動域が広がります。肩関節の特徴として肩を反対の手で上からおさえて肩甲骨を固定してもらい掌を後ろに向けた(内旋)状態で横に上げていくと、約90度で制限がかかります。そのまま固定した反対の手を外してさらにあげていくと約140度まで挙げることができます。さらに掌を上に向けて(外旋)約170度まで挙げることができます。このように肩関節には多くの筋肉が関与して動かされていることがわかります。背中にある広背筋や胸にある大胸筋なども肩関節に作用する代表的な筋肉です。よって、身体の歪みが生じて胸や背中の筋肉が硬くなり肩甲骨が固まってしまうと、本人が気づかないうちに本来肩甲骨が担っていた可動域の役割を肩関節が負担することになります。これが蓄積されると、無理な活動をしていた筋肉や靱帯に影響し、痛みを誘発する原因となっていきます。つまり肩は身体の歪みの代償として酷使されていたにすぎず、本当の原因は肩に負担を与え続けていた上体の歪みや足の歪みなど肩とは遠い部分にあるということです。だからこそ土台となる歪みを改善しない限り、肩の痛みはとれないのです。肩を触らずに身体の歪みをとるだけで改善される方が多数いらっしゃるのはこのためです。

五十肩の治療について

当院での五十肩の治療は

  • 急性期(炎症期)
  • 慢性期(運動制限が伴う時期)

によって治療内容が異なります。
急性期では、炎症の軽減を目的とし主に鍼灸治療で疼痛の緩和、筋緊張や筋疲労の緩和、癒着の予防をおこないます。慢性期では、肩関節の可動域制限を改善するために肩の運動療法を併用し、鍼灸治療では圧痛や硬結(しこり)などの反応点に的確に刺激を加えることで筋肉の柔軟性を取り戻していきます。また急性期、慢性期に両方において痛みがでている箇所だけを治療するのではなく全身のバランスを整える施術をおこなうことで痛みの緩和と根本的改善を同時におこなっていきます。